高天神山(たかてんじんやま)・天神山(てんじんやま)
・大明神山(だいみょうじんやま)
神のつく山 静岡4、5,6
地図
感想文
Word文書
< 山 >
■山域 静岡
■標高 高天神山(132m)、天神山(88m)、大天神山(968m)
■地形図(2.5 図) 下平川,三ヶ日
< 神の名の山 >
高天神山は、戦国時代の山城で、高天神神社も東の峰にある。高天神社は高天神城の守護を担う神社として創建された。
祭神として高皇産霊尊、天菩毘命、菅原道真の3柱を祀っており、社名の「天神」も天神である菅原に由来すると考えられる。
例大祭りは三月の最終日曜日。高天神山は地元のなじみの山。
天神山は、浜名湖線(佐久米)駅北の山。山頂には祠があり、信仰の対象となっている。地元の人が上る参道を帰りに発見。
大明神山の頂上と思われるところは、岩があるが、祠なし。木に大明神山の札を発見。祭りごとを行っている形跡なし。
<山 行>
■登頂日 2007年9月22日(土)
■天候 晴
■参加人数 2名
■コースタイム:(歩行時間)正味 時間
天王台(5:58)=東京(7:06)=静岡(8:07/8:50)=掛川IC=高天神山(10:25/12:30)=掛川IC=三ケ日IC=
天神山(13:35/14:10〜14:25)=大明神山(15:10)〜宿
■その他
■写真
【高天神山 1】
【高天神山 2】
【天神山 1】
【天神山 2】
【大天神山 1】
【大天神山 2】
<山の特徴・コースのポイント>
■地図
詳細は
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<感想文>
神のつく山、In静岡県ということで、3山を企画。参加者が夫のみで、二人でゆっくりと登った。
待ち合わせは、静岡駅付近のレンタカー会社。3山は掛川の南、そして浜名湖北部であるため、車での移動が効率的である。
まず、掛川ICより南の高天神山に向かう。ここは、戦国時代の山城で、徳川氏と武田氏の激戦地でもある。
頂上には、本丸跡や防塁も残されている。
高天神社の立派な社殿もある。高皇産霊尊(たかむすのみこと)・天菩毘命(あめのはひのみこと)・菅原道真が祀られ、
例大祭は3月の最終日曜日である。地元の人は高天神さんと親しみをこめてこの山のことを呼ぶそうだ。
高天神山から尾根づたいに西の方向に三角点があるので、行ってみた。このやせ尾根づたいに武田軍の騎馬が通ったという。
戦国時代の人は命がけでやせ尾根を駆け抜けなければならないという大変さが身にしみる。
一歩間違えれば急斜面をすべりおちてしまう。わずかながら、木にテープがついており45分ほどで三角点にたどり着く。
その場所は、厳地山の表示が出ていた。誰にも出会わず低山ながら楽しい山であった。
次に、掛川ICから、三ケ日ICまで車で走り、浜名湖北部の天神山を目指す。
この山は、浜名湖SAから北西に見えるおわんをひっくりかえしたような山である。
佐久米という集落にあり、浜名湖線佐久米駅からはほぼこの山の全容が見える。
登山道がないので、集落の途中の密柑畑からただひたすら、頂上を目指す。
頂上には、小さな祠が2つあり、祭事の形跡が残されている。頂上からは残念ながら湖は見えない。
帰りには道らしきもの発見。みかん畑の下の寺に出た。3山目の大明神山は津々崎の集落の北に位置する。
山の南の事務所で情報を聞くが、登ったことはないという。頂上までの道はない。
山の後方まで、農道があるので、蜜柑畑の広がるところで、車を置く。
あとは、登りやすいところを探し、高見を目指し、蜘蛛の巣のはったところを登る。
一番高いところは、岩があるが展望もないし、祠もない。
頂上の標識を探すが、なかなか見つからなかったが、帰り際、木の枝に札が下がっているのを夫が見つけた。
浜名湖の北の2山の名は浜名湖の北東部に位置する細江神社と関係があるのではという説もある。
湖の航行を守ることに由来するのではないかということである。
3山とも低山ではあるが、人にほとんど出会わなくて、ちょっとした探検をしているようで、楽しかった。
以上