焼石岳(やけいしだけ)
   

< 山 >
■山域         岩手県
■標高         焼石岳(1,458m 登頂せず)
■地形図(2.5万図)   焼石岳・三界山・夏油温泉

<山 行>
■登頂日   2009年 7月24日(金)〜7月26日(日)
■天候    雨 最終日は晴
■参加人数  9名
■コースタイム:歩行時間 1日目4時間  2日目3時間
 1日目 我孫子駅(5:30)=上野駅(6:04/10)=水沢江刺駅88:46/9:00)=タクシ=
     つぶ沼登山口(9:45/10:00)〜中沼分岐813:30)〜銀名水避難小屋(14:00)
 2日目 避難小屋(5:40)〜渡渉地点(8:20)〜つぶ沼登(9:30)=夏油温泉(11:30)
 3日目 夏油温泉(9:00)=北上駅(10:00)=我孫子(19:00)

■その他 ■写真

【登山口】
 

【2】
 

【3】
 

【4】
 

【銀明水避難小屋】
 

【石沼】
焼石岳登頂を断念し、つぶ沼へ下山。
下山中、晴れ上がる。

【5】
夏油温泉にて

【北上展勝地】
 

【民族村】
 

【北上夜曲 記念碑】
 

<山の特徴・コースのポイント>



<感想文>
焼石岳(1547m) 夏油(ゲトウ)温泉
日時:H21年7月24〜26日

 Yさんの「東北シリーズ」の山だが、肝心のYさんは体を壊して「今回は欠席」との事。出発の1週間ほど前にYさんから連絡を受けたが、「自分が以前から企画した山に行けず無念」との気持が滲んでいた。
 今回は 共同企画者のIさんがリーダの山行になった。

 東北新幹線の水沢江刺駅で降り、タクシーでツブ沼キャンプ場に向かう。
ツブ沼キャンプ場着いた頃には霧雨が降っており さっそく雨具を着ける。
通常は中沼コースをとるそうだが、その登山口への林道が崩壊のため、今回はつぶ沼コースをとったそうだが、1時間ほど登山時間が余計にかかった。
 登り初めて30分 蒸し暑い。雨具を脱ぎ笠ですませる。
そこから小屋までは3時間半のコース。険しい箇所はなく、笠を片手にして登れた。
昼になっても この雨の中食事も出来ない、ただモクモクと歩く。

 4時間経って、2時に今日の宿泊地の銀明水の避難小屋に着く。
焼石岳山頂は雨の中で見えない。その途中にはまだ一部雪が残っているのが見える。
 今回の山小屋は40人位入れるか、トイレも小屋内にあり整備された避難小屋であった。ここを我々9人で占有する。
ここで昼食をとる。当初の予定ではもっと早く小屋に着き、それから今日中に焼石岳に上るはずだった。何もする事がない。その内夕食の準備が始まり酒を飲みだす。
5時には 昼食・夕食も終わってしまった。
6時頃に 別パーティ5人が入ってきた。しかし14人でもこの小屋では ゆったりと出来る。早めに寝る。夜中 雨の音がうるさい、これでは山行は無理かな

 4時頃 皆さん起き出した。リーダから「山行中止、撤退」が伝えられる。
この雨だし 皆さん納得。昨晩着いた5人組も下山するとの事。
「トムラウシ」の遭難の件もあるのか 勇気ある撤退
 5時半に小屋を出る。又 雨の中 昨日登って来た道を引き返す。
明け方で涼しい事もあり 又 ぬかるみに足をとられる恐れもあるので、今度は雨具をつける。ただモクモクと歩く。

 出発してから1時間 雨も小降りになってきた。
この時間に遅れて小屋を出発したのなら 縦走路に向かっていたのかな。
「でも 山の上は雲がかかっているし、雨だよ」負け惜しみの声がでる。
登山口に出たのは9時過ぎ、晴れ上がってしまっている。
3時間半以上かかっており昨日とあまり変わらない。
沼で泥を落としタクシーに乗り込む。

 当初は水沢駅でタクシーを下りそこで時間をつぶし、水沢駅から北上駅まで在来線にのり 北上駅からバスで夏油温泉に向かう予定だった。
タクシーの運転手が、夏油温泉にタクシーで直行する事を薦める。「その方が安いよ」
でも どこで時間をつぶせばよいのか?
でも タクシーで直行する事になり 夏油温泉には11時に着いた。
「晴れあがったから 夏油温泉の近くの山に登ろう!」と提案するが、皆さん気持が萎えてしまったのか賛同者は若干名。もう湯治客気分になってしまっている。

 この夏油温泉 ゲトウと読ませる。今でも湯治場の色彩が強く、長期滞在の客向けの宿泊設備がある。内風呂の他に 露天風呂がいくつか 宿の近くに点在している。
特にする事がないので、この露天風呂巡りをする。
 その露天風呂巡りも飽きたし、男性人は2部屋に別れ「26時間テレビ」を見る。女性陣は5人で1部屋にいる。酒も飲まずに何を話しているのか?
 夕方又激しい雨がふる。「だから 縦走しなくて良かった」負け惜しみの声が出る。

 3日目は バスで北上駅に出る。Yさんの山行の特長は、山行後の最終日は観光を楽しむ事である。今回は駅から2km行った『展勝地』を散策する。
青森・弘前公園、 秋田・角館と並んで「みちのく三大桜名所」の一つに数えられる。今はあじさいが満開。北上夜曲碑、サトウハチロウ記念館、みちのく民俗村等を回る。
 ここは、昔は南部藩と伊達藩との境界地であり、又 北上川の大中継港だったそうだ。半日散策を楽しみ、帰路につく。

 我孫子駅に着いたのは7時過ぎ、未だ多少明るかった。
当初の予定とはかなりずれてしまった。リーダはいつもと違っての気苦労も多かったろう。お疲れ様でした。

以上