我孫子登山倶楽部は我孫子在住・在勤の山好きが集まり昭和53年に創立されました。
創立時は30名ほどでスタートした会員数も、現在ではおよそ80名となり大きな活動団体となっています。この長い歴史を支えてきた理由の1つとして、常にテーマを持ちいろいろな山に登る事があります。
これまでに実施してきたテーマ山行は以下のものです。
花の山・紅葉の山
前回のテーマ山行「我孫子登山倶楽部百選の山」を終え、次のテーマ山行として「花の山・紅葉の山」を設定しました。倶楽部の歴史が重なるにつれ、倶楽部員の高齢化も避けられません。このような中でも、キラキラとそよぐ季節の花に癒され、真っ赤な生命の輝きに感動する山行を続けてゆきたい…との願いを込めたテーマです。私たちは次の創立45周年に向けて、2019年1月から2022年12月迄の4年間、「花の山・紅葉の山50選」と、「同推薦の山26座」の完登を目指しています。
倶楽部百選の山
那須三本槍岳にて
我孫子登山倶楽部百選の山 を選定する当たっては
関東甲信越を中心になるべくユニークな山であること
自分が登った経験を踏まえて推薦したい山であること
温泉・寺社などプラスアルファの楽しみがあること
などの視点から会員同士で推薦しあいました。
選ばれた山々は、百名山から地味な山まで様々ですが、今の倶楽部の特徴が現われているように思います。私たちは我孫子登山倶楽部の創立40周年に向けて、2013年(平成25年)4月から百の山登頂を目指しています。
2017年10月 (開始から4年6ヶ月) 完了しました。
倶楽部百選の山 実施結果一覧(2017年10月完了)
35周年の軌跡
創立35周年記念行事を行うに際して、女性専門委員会では「我孫子登山倶楽部35周年の軌跡」を作成いたしました。創立からのあゆみ、出来事、年別会員数、山行数、山行参加数など過去の資料を基にして丹念に作成されたものであり、倶楽部の歴史が分かるものです。
①我孫子登山倶楽部 35年間のあゆみ
②年間会員数と山行数および山行参加人数
③35年間の山行から~
神のつく山
「神のつく山」日本は古来から山には御霊、祖霊がいると信じられ数々の神事が行われてきました。
私たちが登っている山々にも山頂には祠、社、道祖神などがいたる所に見られるように山岳信仰の姿が数多く見ることが出来ます。
「神のつく山」を対象に選んだ理由はそこにあります、山名に「神」という名前がついている事は、神々と人のルーツが必ずあるはずと考え、標高にかかわらず東日本地区から90山を選び、2011年秋に全山踏破しました。
我孫子から見える(見えそうな)山
2001年度から新たなテーマによる山行企画をスタートさせました。それは「我孫子から見える(見えそうな)山」(略して我見山)です。 晴れて空気の澄んだ日に小高い所から四方を眺めると、我孫子からでも意外に多く山々が遠望できることにお気付きになると思います。
富士山と筑波山だけではないのです。これらの山々の中から132の山をリストアップし(中には本当に見えるのかと怪しいものもありますが)、倶楽部員みんなで3年程を掛けてできるだけ多くの山に登り、その山頂から逆に我が町我孫子を眺めてみようという計画を立てました、目標にしていた132山を多少遅くなりましたが2006年11月完登しました。そして30周年記念冊子「我孫子から見える山」として会員に配布しました。
利根川流域の山
坂東太郎利根川と手賀沼の間の台地に位置する我孫子という地勢を活かして我々は永年利根川流域の山を倶楽部共通のターゲットとしてきました。その成果は「利根川流域五十山」(崙書房、1991年) として出版されたほか、続50山の計画も96年度には終了し「続・利根川流域の五十山」として冊子にまとめられています。
この取組みは日本を代表する山の雑誌である「山と渓谷」からも高い評価を得、「地域踏査 鬼怒川上流の山を歩く」(97年11月号)として山行記録が掲載されています。また、その一環として登頂した男鹿山塊の大佐飛山の記録は「忘れられた山稜 大佐飛山へ」として「岳人」99年4月号(No.622) に掲載されました。99年度から2000年度には片品川流域の山をターゲットとして数々の山行が行われ、その成果の一部は「山と渓谷」2000年1月号に「地域踏査 尾瀬に隠れた静寂郷 片品川流域の山」として山行記録が掲載されました。